先日、私は娘と二人で野球観戦に行きました。
野球観戦を楽しみにしていた私と、行きたくない娘。
スポーツ観戦が好きではない娘が、楽しめるのか。
途中で「帰りたい」と言い出さないか。
帰りはおんぶになるんじゃないか。
いつもの癖で先のことを考えて、
「これは一波乱ありそうだな」
と、まだ何も起きていないのに、その先を想像していました。
そして、
「やっぱり行くのやめようかな」
とまで考え始めていたのです。
だけど、実際に行ってみると、私が想像していた未来とは違う出来事が待っていました。
「やってみないと分からないこともある」
ということを、娘との野球観戦を通して実際に体験したのです。
今回は、前回書いた
「先のことばかり考えず、今できることを大切にしたい」
という気づきを、もう少し掘り下げてお話しします。
▼前回の記事を読みたい方はこちらからどうぞ

▼この記事は、私が自分を少しずつ取り戻していくまでを書いたシリーズです。順番に読みたい方はこちたにまとめています。

行く前の私は、不安ばかり考えていた
そのときの私は、乗り気ではない娘の姿を見て、勝手に未来を決めつけていました。
「どうせ機嫌が悪くなるんだろうな」
「それに振り回されて、私もイライラするんだろうな」
「行かなければよかったってことになるな、きっと」
まだ何も起きていないのに、頭の中ではもう「大変な一日」が始まっていました。
そう考えているうちに、楽しみにしていたはずの私の気持ちまで、どんどんマイナスになっていきました。
だけど、今回はいつもと違うことが一つありました。
「機嫌が悪くなってもいいから、行ってみよう」
「帰りはおんぶになっても、まぁいっか」
そう思えたのです。
娘が機嫌よく楽しめることを前提にするのではなく、機嫌が悪くなっても、それはそれでいい。
そう考えると、不思議と乗り気でない娘の姿を見ても、少しだけおおらかな気持ちでいられました。
行ってみたら、予想もしなかった未来が待っていた
道中も、娘はやっぱり乗り気ではありませんでした。
「何か楽しいことがあるかもしれないよ」
そう声をかけながら、何とか気持ちを上げようとする私。
だけど、暑いし、たくさん歩くし、人も多い。
快適とは言えない状況に、娘の気持ちもなかなか上がりません。
「やっぱり今日は大変な一日になるのかな」
「来ない方がよかったかな」
そんなことを思いながら、娘のペースに合わせて球場へ向かいました。
球場についてからもしばらく様子を見ていましたが、やっぱりイマイチ乗り切れない様子。
「どうしようかな…」
そう思いながら、少しで気分が変わればと思い、スタジアムのグッズ売り場に入ってみました。そこで娘の目に飛び込んできたのが、サンリオグッズでした。
大好きなサンリオのキャラクターが描かれた応援バットを見つけると、
「これが欲しい!」
さっきまでの娘とは別人のように、テンションが上がりました。
応援バットを手に席へ戻ると、今度は嬉しそうに応援歌に合わせて応援しています。
周りの人たちと一緒に声を出したり、応援バットを振ったり。
どうやら娘にとっては、野球を見ることよりも、みんなと一緒に応援することが楽しかったようです。
そして帰り道。
私は「帰りはおんぶになるかも」と覚悟をしていました。
ところが娘は、おんぶどころか嬉しそうにスキップ。
そして、
「野球のことは分からないけど、応援がすごく楽しかった!」
「来てよかった!」
「また行きたい!」
そう言ったのです。
私はその言葉を聞いて、何だか胸がいっぱいになりました。
行ってみなければ、この未来は知らなかった
行く前の私は、娘が機嫌を悪くする未来ばかり考えていました。
でも、サンリオの応援バットを見つけることも、応援を楽しむことも、帰り道に「また行きたい」と言うことも、行く前の私には想像できませんでした。
未来は、良い方にも悪い方にも、今の自分には分からない。
今回のことで、改めてそう思いました。
私はこれまで、娘の気持ちを考えるあまり、娘が乗り気でないと「やめておいた方がいいかな」と、自分のやりたいことまで諦めることがありました。
もちろん、子どもの気持ちを考えることは大切です。
でも、娘が「いきたくない」と言っているからと言って、私まで「きっと大変になる」と決めつけて、先回りして諦めなくてもよかったのです。
「機嫌が悪くなってもいい」
「帰りはおんぶになってもいい」
そう思えたからこそ、今回は行ってみることができました。
そして、行ってみたからこそ、娘が楽しめる方法が見つかりました。
野球そのものが好きになったわけではありません。
それでも娘は、「応援するのって楽しい」という新しい楽しみ方を見つけました。
私も、娘の姿を見ながら、
「先のことを考えて、起きてもいないことまで心配しなくていいんだな」
と教えてもらったような気がします。
未来を心配している時、私たちはまだ起きていないことを「きっとこうなる」と決めつけてしまうことがあります。
でも、本当はどうなるかなんて、やってみるまでわかりません。
だからこそ、未来を決めつけて諦める前に、今の自分にできることを一つやってみる。
それだけでも、想像していなかった景色に出会えることがあるのだと思います。
まとめ
私は、まだ何も起きていないのに、先のことを考えて不安になっていました。
「きっと大変になる」
「行かなければよかったと思うかもしれない」
そうやって未来を決めつけていたのです。
だけど、実際に起きたのは、想像もしていなかった楽しい未来でした。
娘はサンリオの応援グッズを見つけ、応援する楽しさを知りました。
そして帰りには「また行きたい」と笑っていました。
あの日のことを思い出すと、未来は今の私には分からないからこそ、最初から決めつけなくてもいいのだと思います。
「きっとこうなる」と不安になった時は、
「本当にそうなるのかな?」
「今の私にできることは何?」
と一度立ち止まってみる。
すべての不安をなくしてから動く必要はないのかもしれません。
やってみた先でしか出会えないものもあります。
もちろん、いつも楽しい結果になるとは限りません。
やってみたけれど、「やっぱり違った」と思うこともあるでしょう。
それでも、未来は予測できません。
だから今は、先の心配をするより、私ができる一歩を大切にしたいと思っています。
迷った時は、ワクワクする方を選んでみる。
そんな選択も、悪くないのかもしれませんね。
▼この記事は、私が自分を少しずつ取り戻していくまでを書いたシリーズです。順番に読みたい方はこちたにまとめています。


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