子どもと買い物に出かけ、
「私も見たいものがある。でも、子どもが退屈するからやめておこう」
そんなふうに考えて、見たいものを諦めた経験はありませんか?
これまでの私は、子どもの機嫌を気にして、自分の「見たい」「やりたい」を後回しにしていました。
「あ〜、また帰りたいって言ってる」
「機嫌が悪くなると面倒だな」
「こっちまでイライラしてくる」
そんなことを考えながら、
「また来ればいいか」
と、自分に言い聞かせていたのです。
でも最近は、
「私はこれが見たい」
と、子どもに伝えられるようになりました。
その変化を実感したのが、先日、オニツカタイガーに行ったときのことでした。
▼この記事は、私が自分を少しずつ取り戻していくまでを書いたシリーズです。順番に読みたい方はこちらにまとめています。

子どもが不機嫌になるくらいなら、私が我慢すればいいと思っていた
私は子どもと出かけると、子どもの機嫌が悪くなったら嫌で、自分の用事に付き合わせるのはかわいそうだと思っていました。
だから、自分のやりたいことや見たいものがあっても、我慢することが多かったのです。
「このお店に入ってみたいな」
「この雑貨、かわいいな」
「どれにしよう。もう少し見たいな」
そんなふうにワクワクしていても、
「帰りたい」
「もう疲れた」
と子どもが言えば、
「よし、帰ろうか」
と、すぐに帰ることを選んでいました。
「ここで私の用事に付き合わせても、機嫌が悪くなるだけ」
「機嫌悪くなると、私も疲れるし」
そう考えているうちに、子どもが嫌がることをするくらいなら、私が我慢すればいいと思うようになっていたのです。
今思えば、私は子どもが退屈することや機嫌が悪くなること以上に、その後の空気や、子どもの機嫌に振り回される自分がしんどかったのかもしれません。
だから、子どもが不機嫌になるくらいなら、最初から私が我慢した方が楽。
いつの間にか、そんなふうに考えるようになっていました。
本当はもう少しゆっくり見たい。
もう少し自分の時間を楽しみたい。
そう思っていても、子どもの「帰りたい」に合わせて帰る。
そして最後には、
「また一人で来ればいいか」
と、自分に言い聞かせていました。
だけど、実際には──
一人でゆっくり買い物をする時間なんて、なかなか来ませんでした。
「私はこれが見たい」と言えるようになった
以前の私は、子どもが退屈することを考えて、自分の見たいものを諦めていました。
でも最近は、出かける前に
「私はこれが見たい」
「ここに行きたい」
と、子どもに伝えるようになりました。
子どもが「いいよ」と言うのを待って、自分のやりたいことを決めるのではなく、「私はこうしたい」と伝えた上で、一緒に出かける。
そんなふうに考えられるようになったのです。
その変化を自分でも実感したのが、先日のオニツカタイガーでの出来事でした。
子どもの用事があったので出かけたついでに、私はオニツカタイガーに寄りたいなと思っていました。
以前の私なら、
「子どもが退屈するだろうな」
「早く帰りたいって言うだろうな」
と考えて、諦めていたと思います。
でも、今回は、事前に「私はオニツカタイガーで靴を見たい」と伝えて、一緒にお店に行きました。
そして私は、気になった靴を3足も試着したのです。
もちろん娘は「早く帰りたい」と言って、つまらなそうにしていました。
以前なら、ここで私は「もう帰ろうか」となっていたと思います。
でも、その日は違いました。
娘が「早く帰りたい」と言っていても、私はもう少し靴を見たいと思っていました。
そして今回は、その自分の気持ちまで諦めようとは思わなかったのです。
子どもの気持ちと、私の気持ちは別だった
私のやりたいことをするは、子どもの気持ちを無視することではありません。
今回も、娘には事前に「私はオニツカタイガーで靴を見たい」と伝えていました。
娘が「早く帰りたい」と思うことも分かっていました。
だから、その気持ちを「そんなこと言わないで」と否定するつもりもありません。
「早く帰りたいんだね」
「退屈だよね」
娘がそう思う気持ちは、そのまま受け止める。
でも、娘が退屈だと思ったからといって、私まで自分のやりたいことを諦めなくてもいい。
以前の私は、娘が機嫌を悪くすると、
「もう帰ろう」
「私が我慢すればいい」
と、自分の気持ちまで娘に合わせていました。
でも今は、少し違います。
娘がどう感じるかと、私がどうしたいかは、別のこと。
娘が「早く帰りたい」と思っていても、私は「もう少し靴を見たい」と思っていい。
もちろん、子どもの年齢や状況によっては、いつでも自分の希望を優先できるわけではありません。
それでも、子どもの機嫌を理由に、自分のやりたいことを最初から諦めなくてもいい。
そう思えるようになったことは、私にとって大きな変化でした。
自分を大切にするって、こういう小さなことだった
お店を出たとき、いつもなら娘の不機嫌な態度にイライラしていたと思います。
でも、このときのわたしは、
「白と黒、どっちにしようかな」
「なんか、迷うのも楽しいな」
と、まだ靴のことでワクワクしていました。
「付き合ってくれてありがとね」
と娘に声をかけながら歩いている自分に内心ちょっと驚いていました。
以前の私は、娘が不機嫌になると「私も我慢しなきゃ」と思っていました。
でも今回は、娘が「早く帰りたい」と思っていることを知りながら、私は自分の「もう少し見たい」という気持ちを大切にすることができたのです。
「自分を大切にするって、こういうことなのかな」
そう思ったとき、今までとは少し違う景色が見えたような気がしました。
娘の気持ちを大切にすることと、自分の気持ちを諦めることは同じではない。
「私はこうしたい」と思う気持ちも、大切にしていい。
そんなことに気づかせてもらった出来事でした。
▼この記事は、私が自分を少しずつ取り戻していくまでを書いたシリーズです。順番に読みたい方はこちらにまとめています。


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