「どうせこう言う」と相手の気持ちを決めつけていた私|夫との関係で気づいた思考のクセ

自分を取り戻す

「どうせ、こう言われるだろうな」

「きっと嫌な顔をされる」

以前の私は、何かを伝える前から相手の反応を想像することがよくありました。

特に夫に何かをお願いしたり、自分の希望を伝えたりするときは、

「どうせ嫌がるだろうな」

「きっと反対される」

と、まだ何も言われていないのに、頭の中では相手の答えが決まっていました。

当時の私は、それを「相手のことを分かっているから」だと思っていたのです。

でもある時、夫との会話の中で、

「私、相手がどう思うかを自分で決めつけているのかもしれない」

と気づきました。

もちろん、これまでの経験から「きっとこう言うだろう」と予想することはあります。

でも、自分が想像したことと、相手が実際にどう思っているかは別のことです。

それなのに私は、自分の中で作った「相手の答え」をもとに、言いたいことを言わなかったり、やりたいことを諦めたりすることがありました。

この記事では、夫との関わりをきっかけに気づいた、そんな私の「相手の気持ちを先回りして決めつけるクセ」について書いてみます。

夫を見るだけで、イライラするようになっていた

夫との生活の中で、私は少しずつ夫の行動に敏感になっていました。

家族で出かけていても、夫の視線の先にはいつもスマホ。

子どもと一緒にいる時も変わらない姿を見るたびに、

「またスマホ見てる」

「家族といる時くらい置けばいいのに」

とイライラしていました。

そんなことが積み重なるうちに、私は夫が何かする前から、

「どうせまたスマホを見る」

「どうせ言っても嫌な顔をする」

「どうせ分かってくれない」

と考えるようになっていました。

これまでの経験から、そう思う理由はありました。

でも気づけば私は、まだ何も起きていない時まで、頭の中で夫の反応を予想していたのです。

そして、自分で予想したその反応に、自分でイライラする。

夫に何か言われても、

「どうせこういう意味でしょ」

と素直に受け取れない。

私自身も、そんな状態に疲れていました。

「きっとこう思っている」と相手の気持ちまで決めつけていた

そんな自分を振り返っていて、私は一つのことに気づきました。

私は夫の行動だけではなく、夫がどう思っているのかまで、自分の中で決めてしまうことがあったのです。

「どうせ面倒くさいと思ってる」

「私の話なんて聞きたくないんでしょ」

「家族より自分のことが大事なんでしょ」

でも、それは本当に夫が言ったことなのか。

そう考えてみると、夫の言葉ではなく、私が夫の行動を見て出した答えもありました。

もちろん、それまでの夫の行動を見てきたからこそ、そう感じていたのだと思います。

でも、

「私はこう感じた」ことと、「相手が実際にそう思っている」ことは同じではない。

私はそこを一緒にしていたのかもしれません。

「きっとこう言う」

「どうせこう思っている」

と相手の答えを先に決めてしまえば、私は実際に確かめる前から、それを事実のように扱ってしまいます。

そして私は、自分で作った「相手の答え」をもとに、傷ついたり、腹を立てたり、言いたいことを飲み込んだりしていました。

それが、私が夫との関係の中で気づいた、自分の思考のクセでした。

「どうせこう思っている」を事実にしない

夫との関係を振り返って、私は、

「どうせこう言う」

「きっとこう思っている」

と、相手の気持ちを自分の中で決めてしまうことがあると気づきました。

もちろん、何度も同じことを繰り返していれば、

「今回もきっとそうだろう」

と思ってしまうことはあります。

でも、

「私はそう感じた」ことと、「相手が本当にそう思っている」ことは別のもの。

そこを分けて考えるようになりました。

「どうせ嫌な顔をするから言わない」

「きっと分かってくれないからやめておこう」

と相手の反応を先回りしている時は、

「それって、本当に相手が言ったこと?」

と一度立ち止まってみる。

相手の気持ちは、私には決められない。

でも、自分がどう感じているのか、どうしたいのかは、自分に聞くことができます。

私にとってこの気づきは、夫がどう思っているかを考え続けるのではなく、

「私はどう感じている?」
「私はどうしたい?」

と、自分に目を向けるきっかけになりました。

相手の気持ちを想像することよりも、まずは自分の気持ちを自分で聞いてあげる。

それも、私が少しずつ自分を取り戻していくために必要なことだったのだと思います。


▼この記事は、私が自分を少しずつ取り戻していくまでを書いたシリーズです。順番に読みたい方はこちらにまとめています。

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