自分を後回しにしていた私が「自分軸」で生きたいと思った理由

自分を取り戻す

「私は、本当はどうしたいんだろう」

そう考えてみても、以前の私はなかなか答えが出せませんでした。

夫に「ちょっと来て」と言われれば、自分が何かしていても夫のところへ行く。

何かを決める時には、

「どっちがいいと思う?」

と誰かに聞く。

本当は嫌だと思っていても、「嫌」と言えない。

当時の私は、それを自分の性格だと思っていました。

でも、自分に「私はどうしたい?」と問いかけるようになって、少しずつ気づいたのです。

私は、自分の気持ちが分からなかったのではなく、自分の気持ちを後回しにすることに慣れていたのかもしれない。

「本当は嫌」

「私もやりたい」

「私はこっちがいい」

そんな気持ちはちゃんとあったのに、私はいつも自分以外の誰かを優先していました。

この記事では、そんな私が自分の気持ちを後回しにしていたことに気づき、「自分軸で生きたい」と思うようになったきっかけを書いてみます。

「私もみたい」が言えなかった

私は夫の影響もあり、スポーツ観戦が好きでした。

夫がホームでの試合のチケットを家族分取ってくれ、まだ小さかった子どもを連れて観戦に行くこともよくありました。

でも、小さな子どもがずっと座って試合を見ていられるわけもなく、途中でぐずり始めます。

そんな時、夫は試合を見続け、子どもを連れて席を離れるのはいつも私でした。

子どもの気分転換をしながら、会場の外から聞こえてくる歓声を聞いて、

「私も試合見たかったな」

と思っていました。

でも当時の私は、

「私も見たいから、少し交代してほしい」

と言えませんでした。

夫が試合を見たいのは分かっている。

子どもを任されたなら、私が見るしかない。

そんなふうに考えて、自分の「見たい」という気持ちは後回しにしていたのです。

今振り返ると、私は自分の気持ちが分からなかったわけではありません。

「私も見たい」という気持ちは、ちゃんとありました。

ただ、その気持ちを口にしたり、自分の希望として大切にしたりすることができなかったのです。

「仕方ない」

そうやって、自分の気持ちを自分でなかったことにすることが、いつの間にか当たり前になっていました。

そして、自分の気持ちを後回しにしていたのは、夫との関係だけではありませんでした。

私は、自分で何かを決めることも苦手だったのです。

自分で決めることにも自信がなかった

私は、何かを決断したり、たくさんの選択肢の中から一つを選んだりすることも苦手でした。

「失敗したらどうしよう」

「やっぱり、こっちの方が良かったんじゃないかな」

そんなふうに後悔するのが怖くて、誰かに意見を聞いて、その人の判断に従うことがよくありました。

自分で決めるより、人に決めてもらった方が楽だったのです。

でも、それを繰り返しているうちに、

「私はどうしたい?」

と、自分に問いかけること自体が少なくなっていきました。

本当はどうしたいのか。

私は何を選びたいのか。

そんな自分の気持ちよりも、

「相手はどう思うかな」

「こっちを選んだ方が正解かな」

と、周りの考えを基準にすることが増えていったのです。

今振り返ると、私は自分の意見がなかったわけではありません。

自分の気持ちより、誰かの判断を優先することに慣れてしまっていたのだと思います。


▼夫に何かをお願いするときも、私はいつの間にか「自分で決める」のではなく、夫の許可を待つようになっていました。

夫の許可を待っていた私。本当は自分の答え合わせをしていただけだった
夫の反応を気にして、何をするにも確認していた私。当時は相談しているだけだと思っていました。だけど今振り返ると、本当に欲しかったのは夫の許可ではなく、「これでいい」という安心でした。自分で決められなかった理由と、「私はどうしたい?」を通して気づいたことを書いています。

「自分の気持ち」を自分で聞いてみた

小さな不満を飲み込み続けているうちに、夫婦喧嘩も増えていきました。

何もやりたくない日も増えて、

「私、何がこんなにしんどいんだろう」

と思うこともありました。

そんな時、YouTubeで心理学について話している動画を見ていて、

「自分の気持ちに、自分で共感する」

という考え方を知りました。

それまでの私は、

「夫はどう思うかな」

「嫌な顔をされないかな」

「こっちを選んだほうがいいかな」

と、周りのことばかり考えていました。

でも、「私はどう思ってる?」と自分に聞くことは、ほとんどしていなかったのです。

その考え方を知ってから、自分の気持ちにも目を向けてみました。

「本当は私も試合を見たかったよね」

「嫌だって言いたかったよね」

「人の顔色を気にして、自分の意見を言えないのはしんどかったよね」

そうやって自分の気持ちを一つずつ拾っていくうちに、

「もっと自分の気持ちを大切にして生きたい」

と思うようになりました。

それが、私が「自分軸で生きたい」と考え始めたきっかけでした。

自分の気持ちを、自分で聞いてあげる

私はずっと、周りの人の顔色をうかがったり、

「どう思われるかな」

と考えたりしながら、自分の気持ちを後回しにしてきました。

でも、自分の気持ちに目を向けるようになってから、

少しずつ「私はどうしたい?」と考えられるようになりました。

いきなり「嫌」と言えるようにならなくてもいい。

すぐに自分の意見を言えるようにならなくてもいい。

まずは、

「本当は、私はどうしたい?」

と自分に聞いてみる。

そして、その気持ちを自分だけは無視しない。

私にとって、自分軸で生きる最初の一歩は、そんな小さなことだったのだと思います。

今もまだ、周りの顔色を気にすることはあります。

それでも、

「私はどうしたい?」

と自分に聞くことはできるようになりました。

誰かの気持ちを大切にするのと同じように、自分の気持ちも置き去りにしない。

私にとって「自分軸で生きる」というのは、そんな生き方なのだと思います。


▼この記事は、私が自分を少しずつ取り戻していくまでを書いたシリーズです。順番に読みたい方はこちらにまとめています。

夫への期待を手放すまで|自分を取り戻すための記録【記事一覧】
「夫が変われば幸せになれる」と思っていた私が、自分に「私はどうしたい?」と問いかけながら、自分を取り戻していくまでをまとめたシリーズです。夫婦関係に悩み、自分を後回しにしてきた方へ。記事を順番に読める一覧ページです。

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