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「できなくはない」から引き受けていた私が「できません」と言えるようになった

自分を取り戻す
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本当は「できません」と答える場面で、相手から「これ、できますか?」と尋ねられたとき、

「やろうと思えばできるけど…」

「断ったら、相手はどう思うかな」

と考えて、返事を曖昧にしてしまうことはありませんか。

私も仕事で、よくそんなことがありました。

相手からお願いされると、

「何とかしてあげたほうがいいのかな」

と考えて、「できません」とはっきり言わず、引き受ける方向で考えてしまう自分がいました。

だけど最近、

「これは私が引き受けることなのか」

「やろうと思えばできること」と「私が引き受けること」は、同じではないのかもしれない。

そう考えるようになりました。

今回は、相手にどう思われるかを考えて返事を曖昧にしていた私が、少しずつ「これはできません」と伝えられるようになったことについて書いてみたいと思います。


▼この記事は、私が自分を少しずつ取り戻していくまでを書いたシリーズです。順番に読みたい方はこちらにまとめています。

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「できなくはない」と、いつも返事を曖昧にしていた

仕事には、利用する方に守ってもらっているルールがあります。

だけど、ルールから外れるお願いをされたときや守ってもらえなかったとき、

「何か事情があるのかな」

「これくらいなら対応できるかもしれない」

「断ったら困るかな」

と相手のことを考え、なかなか

「これはできません」

と断ることができませんでした。

だからいつも、

「ちょっと確認してみますね」

と曖昧な返事をして、何とか対応できないかを考えていました。

引き受けたあとで、

「本当はできないって言えばよかったな」

と思うこともありました。

それでも、その場で相手を困らせたり、嫌な思いをさせたりすることの方が気になって、私は同じことを繰り返していました。

「できる」と「引き受ける」は同じじゃなかった

私は、

「やろうと思えばできる。だったら、引き受けてもいいんじゃないか」

と思っていました。

でも、ふと思ったのです。

「今回は引き受けたけど、また次回も同じこと言われたらどうする?」

「そもそも、これは私が何とかすることなの?」

と。

ルールには、ルールがある理由があります。

相手に事情があることと、そのお願いを私が引き受けることは別のこと。

「やろうと思えばできる」だけを基準にしていたら、どこまで引き受けるのか、その線引きまで曖昧になってしまうのではないか。

そんなことを考えるようになって、自分に問いかけてみたのです。

「私はどうしたい?」

すると、答えはすぐに見つかりました。

「やればできる。でも私は、みんなに同じルールを守ってもらいたい」

そう思えたことで、

「次からは、自分の考えもきちんと伝えてみよう」

と、少しずつ行動を変えられるようになりました。

「できません」と伝えてみた

「やろうと思えばできる」ことをお願いされたある日。

以前なら「確認してみます」と返事を曖昧にしていた場面で、今回は、

「申し訳ありません。それはできません。」

と伝えてみました。

「曖昧な線引きはしない」

と決めていたので、自分でも驚くほど、自然に言葉が出てきました。

そして、これまでこちらが黙って何とかしていたことについても、

「次回からは、こうしてくださいね」

と少しずつ伝えられるようになったのです。

そうすると、私自身も仕事がしやすくなり、もやもやしながら対応することが減っていきました。

以前の私は、

「断ったら、相手はどう思うかな」

「嫌な気持ちにさせないかな」

と、伝えたあとの相手の反応まで考えて、自分の返事を曖昧にしていました。

だけど、相手がどう受け取るかは、私には決められません。

私にできるのは、自分がどうするかを考えて、必要なことを伝えること。

「相手がどう思うか」と「私はどうするか」は、別のことなのだと思うようになりました。

相手がどう思うかと、私がどうするかを分けてみる

「できません」と何でも断ればいいという話ではありません。

相手を突き放したいわけでもありません。

相手の事情を聞いたうえで、対応できることなら対応することもあります。

だけど、

「断ったら相手にどう思われるだろう」

ということだけを理由に、自分の判断までを変えなくてもいいと思うのです。

今でも、

「やろうと思えばできるんだけどな」

と迷うことはあります。

そんなときは、「できるかどうか」だけでなく、

「私はこれを引き受けるのか」

と考えるようにしています。

以前の私は、相手がどう思うかまで考えて、自分の返事を曖昧にしていました。

でも今は、

「相手がどう思うか」と「私はどうするか」は別のこと。

そう分けて考えることで、少しずつ自分の答えを言葉にできるようになりました。

「できません」と伝えることも、「私はどうしたい?」と考えて出した答えを、行動に移す一つなのだと思います。


▼以前の私は、自分がどうしたいかよりも「どうするのが正解なんだろう」と考えることがよくありました。いつも正解を探していた私が、自分の気持ちに目を向けるようになった頃のことはこちらに書いています。

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