私はよく、不機嫌になっていました。
夫に強く言うわけでもなく、「助けて」と伝えるわけでもありません。
ただ、黙る。
話しかけられても素っ気なく返事をする。
そんな態度で、自分の気持ちを表していました。
当時は、「夫が悪いから私は不機嫌になる」と思っていたのです。
だけど今振り返ると、不機嫌の奥には、言葉にできなかった私の気持ちが隠れていました。
今回は、不機嫌の裏側にあった、本当の気持ちについて書いています。
私は「助けて」が言えなかった
私はずっと、不機嫌になるのは夫のせいだと思っていました。
家事も育児も協力してくれない。
私ばかりが頑張っている。
だからイライラするのは当然だと思っていたのです。
だけど実際には、夫が何かするたびにイライラしていたわけではありません。
夫が何も言わなくても、私は勝手に不機嫌になっていました。
話しかけられても素っ気なく返事をする。
必要最低限しか会話をしない。
「もういい。」
そう言って、自分から心を閉ざしていたのです。
私は、「夫のせいで不機嫌になっている」と思っていました。
そしてその不機嫌には、私自身も気づいていなかった理由がありました。
不機嫌は言えなかった要求の代わりだった
「助けてほしい」
その一言が言えませんでした。
なぜなら、その言葉を口にすると、夫が嫌そうな顔をすることを知っていたからです。
やる気のない返事、嫌そうな態度。
そんな空気を感じたくなかった。
何で何もしないの。
こっちはどれだけ大変か分かってるの?
そうやって言葉で伝えられないイライラを不機嫌として態度にだしていました。
「言わないから気づいて」
そうやって夫にアピールしていたのです。
私が本当に欲しかったもの
私は、夫と一緒に家事や育児がしたいと思っていました。
悩んでいることを一緒に共有したかった。
だけど、振り返るとそれだけではありませんでした。
保健センターの方がこられた日のこと。
いろいろとお話して、最後に「なにか困っていることある?」と聞かれた私は、思わず涙が溢れました。
その時初めて、「困っている」と言ってもいいんだ。
「分かるよ」と受け止めてもらえるだけで、こんなに心が軽くなるんだ。
そう感じたのです。
今まで外に出せなかった思いを言葉にしてすごくスッキリしたし、何より分かってもらえたという安心感がありました。
私が本当に求めていたことは、
- 孤独を感じないこと
- 気持ちをわかってもらうこと
- 子どものことを一緒に考えてもらうこと
だったのです。
不機嫌で伝えようとしても、伝わらなかった
こうやって、保健センターの人に話を聞いてもらえて、私が求めていたものがはっきりしました。
夫からも
「何に困ってるの?」
と聞いてもらいたかった。
だけど、真逆な現実。
「助けてほしい」が言えない私は気づいて欲しくて不機嫌で一生懸命アピールする。
だけど、そうすることでお互いの距離はどんどん広がる。
実際には何も伝わっていなかったのです。
不機嫌は私を守る方法だった
こんなことしても、解決はしない
そんなことは頭ではわかっていました。
言葉で伝えて傷つくくらいなら、自分が我慢した方が楽。
当時の私は、本気でそう思っていました。
だけど、夫との距離は深まり、何の解決にもなりませんでした。
不機嫌は怒りではありません。
「助けてほしい」
「わかってほしい」
「一人にしないでほしい」
そんな言葉にできなかった願いの代わりだったのです。
まとめ
私はずっと、不機嫌になるのは夫のせいだと思っていました。
だけど今振り返ると、不機嫌の奥には、言葉にできなかった私の気持ちがありました。
「助けてほしい」
「一緒に考えてほしい」
「分かってほしい」
そんな思いを伝えられず、不機嫌という形で気づいてほしいと願っていたのです。
だけど、不機嫌で伝えようとしても、本当に伝えたかったことは伝わりませんでした。
今思うと、不機嫌は怒りそのものではなく、言えなかった要求の代わりだったのだと思います。
そして、自分の不機嫌の奥にあった気持ちに気づけたことで、私は少しずつ「本当はどうしてほしかったのか」を考えられるようになりました。
自分の気持ちを知ることは、相手を変えることではありません。
だけど、自分の本当の気持ちに気づくことが、自分を大切にする最初の一歩だったのだと思います。


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