夫に期待しないって、具体的にどういうことなのでしょう。
無関心になること?
興味を持たなくなること?
そんなことしたら、夫婦として終わりなんじゃない?
そう思って、一歩踏み出せない方もいるかもしれません。
私も最初は、「夫に期待しない」と聞くと、無関心になることだと思っていました。
夫に何も求めず、気持ちにもフタをして、放っておくこと。
そんなイメージを持っていたのです。
だけど、実際に「期待を手放す」ことと、「無関心になる」ことは、私の中ではまったく違いました。
この記事では私自身の経験を通して感じた、「期待をやめること」と「無関心になること」の違いについてお話します。
私が思っていた「期待しない」
以前の私は、「期待しない」ことは「関心がなくなる」ことと思っていました。
夫に思うことがあっても、放っておく。
好きにすればいい。
そうやって夫に関心を持たないようにすることが、「期待しない」ことだと思っていたのです。
私は、「期待するから苦しいんだ」とわかっていました。
だから、期待を手放すには、夫への興味までなくさなければいけないと思っていました。
期待しないことは、夫に干渉せず、自分が楽しく過ごすこと。
自分が楽しく過ごせば、家庭の雰囲気も良くなるだろうと考えていたのです。
でも、本当はどこか違和感がありました。
夫に期待しないようにしても、夫の言動が気になる。
「もう期待していない」と思っているのに、心はモヤモヤしたまま。
もし本当に無関心になれているなら、こんなに苦しくならないはずです。
その時の私はまだ、「期待しない」と「自分の気持ちを押し込めること」を同じだと思っていたのです。
本当の「期待しない」は、自分に目を向けること
期待しないようにしてるのに、どうしてこんなにモヤモヤするんだろう。
私はそう思うことが何度もありました。
夫に期待しないと決めたはずなのに、夫の言動が気になる。
「なんでそんな言い方するの?」
「どうして何もしてくれないの?」
そんなことばかり考えていたのです。
つまり私は、「期待しない」と言いながら、心はずっと夫に向いていました。
「夫はどうしてくれるだろう」
「夫は変わってくれるだろう」
そんな期待が、まだ心のどこかに残っていたのです。
だから、夫の言動ひとつで気持ちが揺れていました。
そんな時、本で読んだ「感情を受け止める」という方法を試してみました。
イライラしたら、自分に聞いてみるのです。
「腹が立ったね。」
「嫌だったね。」
「本当は、こうしてほしかったんだよね。」
すると、不思議なことが起きました。
夫のことばかり見ていた私が、初めて自分の気持ちに気づけたのです。
そして自然と、
「じゃあ、私はどうしたい?」
と考えるようになりました。
あの時ようやく気づきました。
私が変える必要があったのは、夫ではなく、私が向ける意識だったのです。
無関心との一番の違い
では、「期待しないこと」と「無関心」は何が違うのでしょう。
私にとって一番の違いは、意識が向いている先でした。
以前の私は、夫がどうするか、何を言うか、どう思っているかばかり考えていました。
だけど今は、「私はどうしたい?」と自分に問いかけるようになりました。
夫をどうでもいいと思ったわけではありません。
夫がどうするかよりも、自分がどうしたいのかを大切にするようになったのです。
私にとって「無関心」とは、夫から気持ちを遠ざけることでした。
一方で「期待しない」は、夫ではなく自分の気持ちに意識を戻すことでした。
| 「期待しない」と感じた私 | 「無関心」だと思っていた私 |
| 自分に目を向ける | 夫から気持ちを遠ざける |
| 自分の気持ちを大切にする | 気持ちを押し込める |
| 「私はどうしたい?」を考える | 「もういい」と諦める |
| 自分で選ぶ | 何も感じないようにする |
期待しないことで、自分を大切にできるようになった
私は夫に期待しなくなったことで、夫を嫌いになったわけではありません。
そして、夫婦関係がすぐによくなったわけでもありません。
むしろ、距離もできました。
当時は、「期待しない」を選んだことが正しかったのか分からない時期もありました。
だけど、その時間があったからこそ、私は初めて自分の気持ちと向き合うことができました。
「私はどうしたい?」
と問いかけるたびに、自分の気持ちを無視しなくなっていったのです。
夫を変えようとする時間が減り、その分、自分を大切にする時間が増えました。
今思うと、それが私にとって一番大きな変化だったのだと思います。
▼「期待をしない」ことを意識してから、夫との距離が広がった時の話はこちら

まとめ
私は、「夫に期待しない」ということは、夫に無関心になることだと思っていました。
夫に何も求めず、放っておくこと。
そうすれば苦しくならないと思っていたのです。
だけど実際は違いました。
「期待しない」とは、夫をどうでもよく思うことではありません。
夫に向いていた意識を、自分へ戻すことでした。
「夫はどうしてくれる?」
ではなく、
「私はどうしたい?」
と、自分に問いかけること。
そうやって自分の気持ちを大切にするようになってから、夫に振り回される時間は少しずつ減っていきました。
夫婦関係がすぐに良くなったわけではありません。
それでも、自分の気持ちを無視しなくなったことで、私は少しずつ「自分を大切にする感覚」を取り戻すことができたのです。
もし今、「期待しない」と「無関心」の違いが分からず悩んでいるなら、まずは一度、自分に問いかけてみてください。
「私はどうしたい?」
その小さな問いかけが、自分を大切にする第一歩になるかもしれません。
▼この記事は、私が自分を少しずつ取り戻していくまでを書いたシリーズです。順番に読みたい方はこちらにまとめています。


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